2010/11/19

ルワンダ ジュノサイドから生まれて

昨日の毎日新聞の夕刊に「ルワンダ ジュノサイドから生まれて」(赤々舎刊)についての記事が掲載されていました。この本は、94年中央アフリカのルワンダで起こった民族間紛争により100日間で約80万人もの人々が殺され、大虐殺のなかで行われた性的暴力を受けて子どもを産み育てた女性たちの言葉と写真をまとめたものです。
私もまだ実際に読んではいませんが、新聞に掲載されていた数点の写真を目にしただけで、息が止まりそうでした。写真に映った母と子の瞳から目を反らせたくても反らすことが出来ませんでした。
訳者の竹内万里子さんの「他者の痛みをわかると思い上がるのではなく、わからないと承知しつつ他者を見つめその声に耳を傾け続けることしか私たちには出来ない」という言葉に深い共感と感銘を受けました。

どんな理由からであっても そこにある 産まれた 目の前にある命を  私は尊べることが出来るのだろうか

正直、「出来る!」とはいいきれない自分がいます
それでも「どんな命も尊べる人間になりたい」と心の底から思います


絶対に起きてはならない起こしてはならない暴力から
目を反らさず、何を知り、何を学ぶか、自分の人生にどうつなぎ、どう生きるか
その責任を持つ覚悟を持って
この本を読みたいと思います